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SPAM-029-"MAKE MONEY"の巻-
text:KYARA(Mighty Jam Rock)
なんやかんやでバタバタして更新遅れて申しわけないです。遅れましたが、ロカチャンのリニューアルおめでとうございます。これからも宜しくです。

現在、JTBアルバムミックス作業でジャマイカ滞在中。ここ数年、6月のこの時期と2月頃に必ず来ているが、物価の上昇率が毎年けっこうな勢いだ。
初めて渡ジャマした頃の10年ほど前を考えると物価は相当に上がっているようで、日本と同様にガソリン代から家賃等の生活費等、あらゆる物の値段は日本とあまり変わらないことが多い。ダンスの入場料やプリケーの携帯代、またガンジャ等は日本より安いためサウンドマンにとってはアドバンテージもあるが、これに伴いアーティストのダブ代などのギャラも高騰、もちろん昨今の航空券の価格上昇を考えると、ただでさえ遠いジャマイカが金銭面でも遠く感じるのは当然だ。

ジャマイカでも最も物価上昇や治安の悪化が進むキングストンだが、ここに日本からお金を貯めて年単位で滞在、所謂 "ラガマフィン修行" に挑む若者も少なくない。彼らは長期滞在のため、なるべく安い宿に数人で暮らし、なるだけ安い移動手段を選択するため、その分危険に遭遇する確率も高くなる。
帰宅の瞬間を狙われたり、偽物のタクシーに騙されたり等の被害に遭うことが多くなる。もちろん治安の良くないキングストンなので、個々で注意しているものの、現金商売のサウンドマンにとってキャッシュを持ち歩くことは日常なので仕方がない事でもある。

"ラガマフィン修行" というとビザも申請せずに帰国便チケットを無駄にする片道切符(不法滞在)な輩が多くいたが、最近は国の取り締まりも強くなったり、また常識ある若者が増えたのか?現地で語学学校に通いながら日本料理屋でバイトもするアメリカ留学みたいな”ラガ留学”スタイルもいるようだ。みんな遠い南の島で試行錯誤しつつ自分なりの目標に向かって暮らしている。

現地ジャマイカの人々も同様でお金を稼いで、たいていは治安の良いエリアでセキュリティーのしっかりした家に住むことに憧れている。お金持ちになって安全な生活を得ることが目標である。彼らの言う "メイクマネー" とは贅沢な暮らしをしたいだけではない。危険に直面する機会が多い分、その意識は日本人より遥かに強い。幸せに暮らすということには、安全に暮らせるという意味が多く含まれているように思える。よって現実が厳しい生活の人々が多い分、リアリティーのあるストリートミュージックが生まれるのは自然である。

[Money Changer] / MAVADO

" Money Don't Change We〜 "

ストリートの現実とバッドなリアルライフをリリックにする彼がキングストンで異常に支持されるのは、そこに住んでいるものにしか理解出来ないかもしれない何かがあるに違いない。
2008.06.11:MJR Kyara「SPAM日記」
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