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R.CUBE

ジャマイカ・ブルーマウンテンコーヒーとUCC
text:Sachica (Sachica Inna Jamaica)
r3.png ジャマイカが世界に誇るコーヒーの王様、ブルーマウンテンコーヒー。とりわけ日本での人気が高く、1980年代にすでにその生産量の85%以上は日本に輸出されていた。政府を通じてブルーマウンテンコーヒーを大量消費する日本に栽培に関する技術援助要請が入ったことがきっかけとなり、日本の大手コーヒー会社である『UCC上島珈琲株式会社(通称UCC)』がジャマイカに直営農園を開設したのが、1982年の出来事であった。この直営農園が現在でもUCCのジャマイカでの事業の拠点となっている、Craighton Estate(クレイトン農園)である。

今日そこを訪れれば、1800年頃に建てられたグレートハウス(農園主の屋敷)や、コーヒー農園を見学することができる。庭に建てられたUCC創業者上島忠雄像が、訪れた人々を出迎えてくれる。ちなみにここは、Beenie ManとD'Angelが2006年に結婚式を挙げた場所でもある。


ブルーマウンテンコーヒー産業向上のため、UCCはこれまでに日本政府やジャマイカコーヒー輸入協議会などと共に、様々な援助を行ってきた。1988年にジャマイカがハリケーン・ギルバードに襲われ壊滅的被害に見舞われた際には、復興ローンを組んだこともあった。援助の甲斐があって、現在、ブルーマウンテンコーヒーの生産量は80年代に比べておよそ5倍に成長。ジャマイカ全土のコーヒー農家の数は、大小あわせて約1万件にのぼるという。


直営農園を含め、現在、UCCジャマイカで働く従業員はおよそ100名。彼らを率いるのが、唯一の日本人駐在員の長澤勝さんだ。長澤さんが初めてジャマイカに赴任したのは1982年、以来、日本を行き来する時期がありながらも10年以上ジャマイカに住み、コーヒー産業に携わっている。

長澤さんにUCCとブルーマウンテンコーヒーの今後の展望についてお話を伺ったところ、キーワードは「エコ」だという。日本では盛んに取り上げられている環境問題だが、ジャマイカでの認識はまだまだ低い。今ある山の生態系を保ちつつ、コーヒーを栽培する。農薬を最小限に抑えて、食の安全を確保する。これらに積極的に取り組んでいくそうだ。今年6月、日本政府からの資金援助も決まり、コーヒー農家に環境に優しい栽培を伝授するプロジェクトや、食の安全に考慮した害虫駆除方法を導入するプロジェクトが現在動き出している。

ここまで読んでくださった皆様、ブルーマウンテンコーヒーを試飲してみたくなったのでは??UCCのブルーマウンテンブレンドはスーパーマーケットでも入手可能。どうぞお試しあれ!

2010.09.28:R.CUBE
関連リンク
【参考】
  • UCC上島珈琲
  • UCCクオリティ in JAMAICA「自然との対話」篇【CM】
  • ジャマイカコーヒー輸入協議会
  • Japan demanding more eco-friendly Jamaica coffee,” Jamaica Gleaner, July 2, 2010.
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