10年ほど前までは、レゲエの野外フェスといえば多数のジャマイカンアーティストが一緒に来日し、東京や愛知、大阪、沖縄など日本中を廻る「ジャパスプ」や 「サンスプ」が主流であったが、ここ数年は日本人レゲエアーティスト達によるフェスのほうが多くなっている。昔はいっぱいのジャマイカンの中に、「ナーキ」や「アキソル」といった日本におけるオリジネーターがゲストで出演する程度であった。現在では、ジャパニーズアーティストのみのフェスが多く、ジャマイカンの出演するフェスのほうが少なくなっている。多くの日本人アーティストの中に、ゲストとしてジャマイカンが出演する事が多い。
この夏は、ひそかに来日ジャマイカンの当たり年だ。まずは、7月に来日し明宝ではHome-Gとのバンドセッションを披露したAssassin。デビュー当時はBaby Chamのフォロアー的なスタイルでシーンに浮上し、現在では自分のスタイルを確立。日本で最も浸透しているチューンはStepzリディムの[Idiot Thing]や[As A Man]、またDave KellyのMad Houseレーベルからコンスタントに良作をリリースし次世代DJシーンの中心人物である。2枚目のアルバム「Gully Sit'n」も現場でかかるチューンを多数収録しているようで、現場ヘビープレイ中の[Don't Make We Hold You]もチェックできる。
さらに、Assassinの所属するRed Square CrewのボスSpragga Benzも来日。こちらも数カ所のショウをこなし、札幌では昼間にHome-Gとのバンドショウ、夜には渋谷NUTSでラバダブと、ハードワークをこなしていた。デビュー当時は、ギャルチューンを中心にルックスも相まってアイドル的人気で、Dickieリディムの[Jack It Up]や[Girls Hoorah]は当時クラブでもヘビープレイされていた。その後も、常にジャマイカのトップシーンで活躍し続け、ここ数年ではラスタへと傾倒している。
この他にも、[Sacrifice]のAlaine、[Come Along]のCollie Buddz、9月には往年のジャパスプのようにLuciano、Sugar Minott、Marcia Griffith、Da'villeらが 「X-PLOSION」で来日。これにはメッセンジャーバンド with Dean Fraserも来る予定なので楽しみだ。
しかし、今年の目玉はSuper Catだ。Jaroのラバダブセットが熱かったダンスホール初期のシーン牽引者で、レゲエ好きのなかでも彼は常にカリスマであり、多くに影響を与えた。ショーンポールも彼の影響を大きく受けたフロウであることは有名であり、今でもダンスでは欠かせない定番曲が多数存在するオリジナルDJである。また、DUBを録れないDJとしても有名で、10年ほど前の来日時にホテルまで押し掛け、DUB交渉を試みたがサイン付き12インチを渡され軽く追い返された思い出がある。[Don Dada]、[Ghetto Red Hot]、[Come Down]、[Mud Up]などの伝説のチューンをワイルドアパッチバンドで連発!!を期待しときます。RESPECT!!
AKI-06&420家族 FOREVER
2007.08.18:MJR Kyara「SPAM日記」